Keyboardist
MEGUMI
TANNO

HighLights

悠久の歴史を持つ鍵盤楽器「ピアノ」との出会いは

私の人生が始まったターニングポイントと重なった

過去と未来をつなぐ楽器
魂と魂を繋いでいく楽器

音が一度立ち上がれば
その中にみんながいる

私にとってはそれが「ピアノ」

そんなピアノと対峙していたら
いつのまにか
バッハ時代の楽器「クラヴィコード」
ベートーヴェンが挑み続けた「フォルテピアノ」に吸い寄せられた
大学で民族音楽を学び
オランダで古楽を学び

今、私が挑み続けるのは

楽器を一旦「死んだもの」として息を吹き込む西洋のあり方

そして日本人としての私が
アミニズムを感じながら
楽器を「イキモノ」として扱うあり方

その両方の世界を結び

人類の果てしない夢が詰まった結晶としてのクラシック音楽を
天と地から
今、呼吸しているものとして語りたい

そこで生きた人のリアルな足跡
そして命のきらめきが込められた箱
その鍵盤の上で作曲家の息吹がスパークし
「中今」を通して閃いたイリュージョンが創造される

今を映し出す鏡となった鍵盤から
今この瞬間に
光を放つ

音で闇を光に変えることができるという
私のクレドは

全てをリフレクションしていく

その音の一雫は波紋となり
世界の明日に、ちょっとだけ彩りを添えることができると祈りながら

Reflection - Megumi Tanno

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ProfileKeyboardist
鍵盤奏者

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Megumi
Tanno

鍵盤奏者として日本と欧州を中心に活動を広げる丹野めぐみは、独自のプログラムで世界を魅了する【鍵盤奏者】である。

オランダの王立音楽院古楽科で研鑽を積み18世紀から現代音楽まで幅広く興味を持つ。

クラヴィコード、フォルテピアノ、ピアノをプログラムによって自由自在に組み合わせることで独自の世界観を提唱し続けている。

2001年東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、デン・ハーグ王立音楽院古楽科フォルテピアノ科入学。2007年同音楽院修士課程卒業。在学中はアメリカのコーネル大学のサマーアカデミーを受講。ブルージュ国際コンクールやジョン・ケール国際コンクールなどで受賞を重ねた。

2009年ファン・ヴァッサナール国際古楽コンクールにて優勝。オランダやベルギーの都市14ヶ所で演奏し、その記録がオランダのラジオやテレビで放送された。日本、ヨーロッパ(スイス、オランダ、デンマーク、スペイン)中国(上海、成都、寧波、蘭州等)の音楽シーンにおいて、アドリアナ・アルカイデ、ミヒャエル・ツァルカ、アントニオ・ピリコーネ、ヒングン・チョウ、ヨルン・デンヘルダー、ルチア・ズワルト、レオニド・ゴロクホフ、ホセッチュ・オブレゴン等世界のリーディングプレイヤーたちと演奏活動を続けている。

PeriodInstruments

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ピアノの原型は1850年代のヨーロッパで誕生し、それ以前に活躍したモーツァルトやベートーヴェンがどのようなピアノを演奏していたかは興味深い。ピアノの発明は、1709年にイタリアのクリストフォリが行ない、その後ジルバーマンが改良を加えました。この発展により、「イギリス式アクション」と「ウイーン式アクション」の二つの流派が生まれました。現在のピアノのほとんどは「イギリス式アクション」を採用しており、スタインウェイやベヒシュタインが代表的なメーカーとされます。一方、「ウイーン式」のピアノはヨハン・アンドレアス・シュタインやアントン・ヴァルター、ヨハン・アンドレアス・シュトライヒャーなどによって発展しました。

Solo Movie

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Documentary
& Lecture

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