Story
フォルテピアノへの道5
【アドリアナとのこと】
アドリアナと演奏する時
彼女の息と合わせるという意識はあえてしない
明確な意志がある彼女の音に対して
彼女を支えたいという意識はむしろ邪魔になる
その音にしっかり対することができるようなこちら側の個性
その準備にフォルテピアノは心強い仲間だ
輪郭がぼやけることなく、アドリアナの得意とする【キアロスクーロ】(明暗)をくっきりと描き出す
弓の上で表現されるほとばしるエナジーが
フォルテピアノの木の温かみと呼応して
自然と鳴りが深まるとき
フォルテピアノのダイナミクスが
自分の限界をも超えて
さらにその先の風景へ連れて行ってくれる
彼女の息と合わせるという意識はあえてしない
明確な意志がある彼女の音に対して
彼女を支えたいという意識はむしろ邪魔になる
その音にしっかり対することができるようなこちら側の個性
その準備にフォルテピアノは心強い仲間だ
輪郭がぼやけることなく、アドリアナの得意とする【キアロスクーロ】(明暗)をくっきりと描き出す
弓の上で表現されるほとばしるエナジーが
フォルテピアノの木の温かみと呼応して
自然と鳴りが深まるとき
フォルテピアノのダイナミクスが
自分の限界をも超えて
さらにその先の風景へ連れて行ってくれる