Concept
ミヒャエルさんとのこと
若い時から第一線で活躍を続けられてきたミヒャエルさんも
ピアニストとしてのキャリアの円熟期に入っていると思います
芸術に囲まれた家庭環境に育ち
歴史や文学に勤しまれながら
ご自身でもアメリカで博士号を取られ
知られざる作曲家を積極的にレコーディングされたりもしていますが
私がミヒャエルさんと音楽を奏でた上での第一印象は
「圧倒的自由さ」だと思います
もちろん音楽上でのルールや
作曲家のスタイルを大切にするセンスも抜群なのですが
その上で
「今、この瞬間に新しく生まれるもの」が
が好奇心あふれる眼差しの中で語られるのです
連弾や2台ピアノでは
時にピアニスト同士のエゴも炸裂したりするけれど
ミヒャエルさんの音楽づくりは
知的な音楽対話を通じて
作品や演奏者が一体であること
Onenessの中で育てられることだと思います